抜けるような青空に恵まれた晩秋の日、酒田フィルハーモニー管弦楽団定期演奏会にて、シューマン: ピアノ協奏曲を共演をさせていただきました。
酒田市が誇る豊かな響きの希望ホール、そして8年前のラフマニノフ : パガニーニの主題による狂詩曲の共演から年月を経て、今まさに豊潤で艶やかに熟した素晴らしい響きのピアノ(スタインウェイ)、という最高の環境のもと、とても幸せなステージとなりました。リハーサル、ゲネプロ、本番と、化学反応を起こして音楽が変化していく過程はとても感動的で、作品を通して途切れることのないオーケストラとピアノとの対話が、確かにお客様にも伝わったのではないかと思います。演奏中、マエストロ、そして団員の皆様と視線が何度も合い微笑む場面もあり、アンサンブルを心から楽しみました。私にとってますます愛する特別な一曲になったことは言うまでもありません。後半のメインのチャイコフスキー: 交響曲第4番は渾身の演奏で、会場は割れんばかりの拍手と熱狂的なブラボーがステージへ届けられました。ほんとうに素晴らしいコンサートでした。私の心の中に、またひとつ大切な音楽の記憶が深く刻まれました。
酒田フィルハーモニー管弦楽団の皆様、演奏会をサポートしてくださったスタッフの皆様、そして“すべてが温かくおいしいところ、庄内”への心からの感謝を込めて。ありがとうございました!
Yesterday, at the Sakata Civic Hall “Kibou Hall”.
I performed the Schumann: Piano Concerto with Sakata Philharmonic Orchestra conducted by Maestro Masahiro Izaki. I was sure, the hall was filled with great delight. We received shower of applause by about a thousand audience. I’m grateful to all the staff who supported the concert !!
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