2020年8月29日(土) 13:00〜14:30 朝日カルチャーセンター・新宿
第三回「エチュードという名の芸術〜ショパン・エチュードOp.25-1〜6」
ショパンは、誰にも追随することのない独特な演奏テクニックの持ち主でした。作品はテクニックに裏づけされて作られていますが、その真髄を知るために、練習曲集全曲を体感することはかけがえのないものになります。作品10と作品25の全24曲は、練習曲と名付けるには、あまりにも芸術的で美しく、むしろ演奏会用性格的小品集とも言えるでしょう。弟子達に「何よりも大切なのは、自分の音を聴くこと、耳を傾けること」と伝えていたショパン。指の鍛錬のみならず音楽の実現の為に必要な運指法、フレージング、デュナーミク、リズムから微妙な音楽的ニュアンスまで、さまざまな要素を、本講座で一回に6曲ずつ、演奏とともに進めてまいります。
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