12月26日、高大連携ウィンターセッションで講座を担当しました。毎年県内の高校生を迎え、大学独自の研究内容や各学部の情報を高校生に知ってもらう機会になるイベントです。一期一会のひととき、一生懸命耳を傾けてくれる高校生達と対面すると、伝えたい思いが沢山溢れてきてしまい、つい話が大きく脱線してしまうことも多々あり…自分の未熟な話術に反省しきりでした。今回は、音楽の歴史のなかでも、今こうして私達が音楽を自由に享受できる環境は、先人達が様々な歴史、時代を経て獲得したものあること、音楽を通して異分野の知識を深めることができることを主に話しました。そして、若者達へ私なりのエールを込めて、特に若い頃は『自分探し』にとらわれて悩んでしまうことがあるけれど、そんな時は思うままに漂流してみる時間があってもいい、たとえ「タイパ」が悪いと感じても、惹かれること、気になることに次々と没頭してみることで、自身についての意外な発見や全く新しい視点に気づくかもしれないこと、もしその時点で理想の成果が得られなくても、積み重ねたことは醸成され、必ずのちにじわりじわりと自分の中から滲み出てくるはず、ということを伝えました。来年も、それぞれの感性を持った学生との新しい出会いが楽しみです。
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