「C.BECHSTEIN〜プレイエルの系譜〜」が、盛岡・ランディア東山堂にて開催されました。ドイツピアノ製造マイスターで、株式会社ベヒシュタイン・ジャパン代表取締役社長・加藤正人氏が来盛され、ピアノの歴史、プレイエルの精神と技術を受け継ぐベヒシュタインについてのお話をされました。私は時に加藤社長との対話を交えながら、リクエストの“舟歌”をはじめとしたショパンプログラムを演奏をさせていただきました。ベヒシュタインの魅力をご紹介するという責任重大な役割を仰せつかったわけですが、(緊張します…。)リハーサルから本番まで多くのインスピレーションを得て、とても幸せな時間になりました。ベヒシュタインは、プレイエルのように低、中、高音域がそれぞれはっきりとしたキャラクターを持っているので、絵の具をブレンドしながら自分が思い描く色を作るような音色作りの楽しさは格別です。そしてサイズが小さくてもオーケストラのような響きを引き出すことができます。物理的な視点からの音のお話など、音づくりについての興味は尽きません。加藤社長、ベヒシュタイン・ジャパンの熊田かおりさん、ランディア東山堂の皆様、素敵な機会をいただき有難うございました。
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