
収録曲
■バルトーク:ラプソディ 第1番 BB94a, Sz86
■フバイ:ゼフィール Op.30-5
■サラサーテ:序奏とタランテラ Op.43
■ヴィエニャフスキ:レジェンド Op.17
■ヴィエニャフスキ:スケルツォ・タランテラ Op.16
■ディニク/ハイフェッツ編:ホラ・スタッカート
■サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン Op.20
■ラフマニノフ:サロン小品集 Op.6~第1曲『ロマンス』
■モンティ/ソモラ編:チャールダーシュ
■バルトーク:アンダンテ イ長調 BB26b, DD70
■ヴィエニャフスキ:創作主題による変奏曲 Op.15
■コダーイ:アダージョ
演奏
ソモラ・ティボール(ヴァイオリン)
藤井亜紀(ピアノ)
録音時期:2025年5月22,23日
録音場所:神奈川県立相模湖交流センター
録音方式:ステレオ(DXD)
〜紹介〜
ジョルジュ・シフラなどの名手を輩出したブダペストの名門音楽一家に生まれ、ソリストとして欧米で活躍してきたソモラ・ティボールのファースト・ソロ・アルバム。バルトーク、ディニーク、コダーイらをはじめとする東欧の民族色を反映したプログラムで、本場の伝統を背景にした自在な音色・リズム・アゴーギグを披露し、ヴァイオリン芸術のヴィルトゥオージティを体現。敬愛するハイフェッツ、オイストラフ、ギトリスら巨匠へ捧げる思いとともに、ヴァイオリンに宿る自身の魂を未来へつなぐ1枚。
【ソモラ・ティボール】
1983年、ハンガリー・ブダペストのジプシー音楽一家に生まれる。ピアニストで指揮者のジョルジュ・シフラ(1921-94)は曽祖父の兄弟、ジャズ・ヴァイオリニストでギタリストのエレク・バクシク(1926-93)は祖父の従兄にあたる。リスト・アカデミー(ハンガリー国立リスト音楽院)を卒業。さらに世界各地のマスタークラスでシュロモ・ミンツやザハール・ブロンなどの名手から薫陶を受ける。2002年のハンガリーフバイフェスティヴァルにおけるデビューを端緒に、ソリストとしての活動を開始。ブダペストを中心にヨーロッパおよびアメリカでオーケストラとの共演、室内楽のコンサートや音楽祭への出演を重ねる。ハンガリー国営バルトークラジオ局で放送された室内楽プログラムでは大好評を博し、聴衆や批評家から高い評価を得た。ソリストとしての活動に加え、モスクワバレエ団ではコンサートマスターを務め、2016年のイギリスツアーを成功させた。ヴァイオリニストのジョルジュ・パウク、アレクサンダー・マルコフ各氏より「彼のボウテクニックは素晴らしく、完璧である」、ジプシーヴァイオリニストのロビー・ラカトシュ、ピアニストのアンドラーシュ・シフより「才能あふれるヴァイオリニスト」と評される。現在、金沢を拠点に日本での活動の場を拡げている。


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