先日新入生を迎えた大学構内は、あちこちで春の表情が日々華やいできています。今年から、全学部生(理工学部、農学部、獣医学部、教育学部)が履修することができる教養科目授業「芸術の世界」を担当するのですが、履修登録をしたのは約170名で、理工、農、獣医学部生が圧倒的に多いのが印象的です。これまでうっすらと(異分野の学生達とあらためて人間にとっての音楽の存在意義、その歴史についてともに考える授業ができたらいいな)と思っていた私にとってまさに願ってもない環境ですが、ドキドキもします。一方、音楽教育科の新入生歓迎オリエンテーションでは恒例行事のオペレッタが披露されました。(毎年新4年生が企画、上演する) 今年はストーリー、音楽全て完全オリジナルという力作で、教科としての音楽が消えた未来にタイムスリップすることから展開するストーリー設定、そして音楽も演奏も想像を超えるものでした。なんだかウルウルしてしまったのは、きっと私だけではないはずです。新4年生は私が着任した年に入学した学生達で、今年度は担任として初めて送り出すことになります。頼もしく成長する学生から気づきをもらいながら、私も日々アップデートしていきたいです。



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