金沢市アートホールでのSzomora Tibor氏とのリサイタルを終えました。“豊かで調和のとれた音を響かせる”というアートホールのキャッチコピーのとおり、素晴らしい環境でした。そして、ホールを知り尽くすホールスタッフさんのアドバイスに感動しきりでした。たった数センチのピアノの配置や立ち位置の調整でベストの音響を引き出して下さったのがとても印象的でした。それにしても、今回はまさにフランスのエスプリがギュギュッと濃縮されたプログラムで、常にピアノパートを音にしながら、ヴァイオリンとのアンサンブルを思い浮かべながら、その絶妙な音楽の語り口と、一つ一つの和音の色彩や刺激にずっとそこに浸っていたくなる魅力に惹きつけられっぱなしでした。どれも素敵すぎる作品ばかり!またドビュッシー、プーランク、フランク全てピアニスト冥利に尽きる作品で、最高に幸せでした。本日コンサートを支えて下さった皆様に心より感謝申し上げます。来月は東京・やなか音楽ホールで同プログラムのリサイタルがあります。是非よろしければいらして下さい。
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