先日、ブダペスト・ヴォノーシュ・トリオ Budapest Vonós Trió のコンサート、終演しました。2年前の開館した小田原城を目の前に望む素晴らしい音響を誇る三の丸ホールにて、当日は城内でお祭りで賑わっていたこともあってか、予想を上回る多くのお客様にお越しいただき大変嬉しかったです。ご来場下さった皆様、ほんとうに有難うございました。Tiborさんとはこれまで共演を重ねていますが、初共演の白井彩さん、白井英峻さんとは初めてとは思えない阿吽の呼吸を感じつつも、決して予定調和にならない刺激的な共演となりました。今回のプログラムのなかのサン= サーンス、ブラームスは私にとって特に思い入れのある作品ですが、ステージ上では、ホールが生み出すオルガンやオーケストラの響きで空間が満たされるような感覚を覚え、あらためて作品への思いが強くなったのでした。それにしても、どちらもつくづくピアニスト冥利に尽きる作品です。これからも何度も何度も演奏を重ねていきたいです。コンサートを支えて下さった皆様に心より感謝申し上げます。有難うございました。
♪ C.Saint-Saëns: Camille:Violin Sonata No.1 D minor Op.75
♪ S.Rachmaninoff: Romance for Violin and Piano
♪ P.Sarasate: Zapateado
♪ J.Hubay:Scènes de la Csárda Nő.4’Hejre Kati’ Op.32
♪ Z.Kodály: Intermezzo for String Trio
♪ M.Ponce: Estrellita
♪ J.Brahms: Quartet for Piano, Violin, Viola and Violoncello No.1 in G Minor Op.25
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