I finished a concert with wonderful violinist Szomora Tibor. It was precious and creative time for me. Thank you for all guests from bottom of my heart.
🎻 晴天に恵まれた暖かな一日、やなかホールでのSzomora Tibor・ヴァイオリンリサイタルを終えました。予定調和という言葉からもっとも遠いところにあるTiborさんの音楽との共演では、自分自身物凄く集中力が発揮されることもあり、そのなかで作品の新しい魅力や側面を発見するのですが、それは本番のステージでも実感していました。その記憶はしっかりと刻まれ、そして時間芸術としての音楽の意味をあらためて思い起こした一日だった。
それにしても、久しぶりに演奏するので楽しみだったシューマンのヴァイオリンソナタ第1番(第1番とはいえ、Op.105なのですよね。)では、作品が持つまるで魔力のようなもの凄いパワーや、そこはかとなく湧き上がってくるシューマンの言葉、問いかけや囁きのようなものが確かに聴こえてくるようで、楽譜と向き合うたびに心が震える瞬間が多くありました。演奏者はそれぞれの音楽を通して心の旅を続けているわけですが、私にとっては、今回のプログラムの特にベートーヴェンとシューマンの音楽に、故郷に戻ったような何とも懐かしい感覚が湧き上がってきたのが印象的でした。Tiborさんのヴィニアフスキはもとより、ラヴェルも圧巻の演奏で、会場からは熱気ある拍手が送られました。会場に足を運んで下さった皆様、心より御礼申し上げます。ありがとうございました。
〜Programm 〜
♪ L.v.Beethoven: Violin Sonata No.1 D Major Op.12-1
♪ H.Wieniawski: Legenda Op.17
♪ R.Schumann: Violin Sonata No.1 A minor Op.105
♪ M.Ravel: Tzigane
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