「ショパンが愛したチェロ」日経新聞に掲載されました。

来る12/9に開催されます、日経ミューズサロン「ショパンが愛したチェロ、友への最後の贈り物」の紹介記事が日経新聞に掲載されました。私の想いを少し綴ります。

🎼『ショパンが愛したチェロ〜友への最後の贈り物』の公演まで、ちょうど一ヶ月となりました。コンサートのメインであるチェロ・ソナタは、ショパン36歳の頃に完成、そして存命中最後に発表、出版された作品です。ショパンを最後まで支えた盟友、チェリストのフランショームに献呈され、パリのサル・プレイエルでの、ショパンが人前で演奏した最後のコンサートで共に演奏されました。(この時は、難解とされた第1楽章は演奏されませんでした。)様々に錯綜する思いを表すかのように対位法が駆使される第1楽章を皮切りに、第2楽章の渾身の激しさと祈り、第3楽章のどこまでも美しく内省的で、憧憬と諦観が表裏一体のような世界を経て、第4楽章では、私はショパンが苦境の中で死の予感と対峙しながらも、その先の光を求めて強く生きようとしていた、と確信するのです。20歳の若きショパンが、祖国ポーランドを旅立ちウィーンに滞在していた頃に書かれた「序奏と華麗なるポロネーズ」からチェロ・ソナタに至るまで、16年の心の軌跡の一端を、前半のピアノソロ作品、後半のチェロとピアノの作品とともに辿ることができたらと思います。今回のこのプログラムを、東京都交響楽団副首席チェリスト・江口心一さんと演奏できることを、とても嬉しく思います。是非、お聴きいただけたら幸せです。

12月9日(木)14:00、または18:30開演

日経ホール(地下鉄「大手町駅」下車 C2b出口直結、丸ノ内線「大手町駅」サンケイ前交差点方面改札より徒歩約5分、半蔵門線「大手町駅」皇居方面改札より徒歩約5分、東西線「大手町駅」西改札より徒歩約9分、「竹橋駅」4番出口より徒歩約2分、都営地下鉄三田線「大手町駅」大手町方面改札より徒歩約6分)

当方へお申し込みをいただいた方には、特典がございます。

公演の詳細はこちらです。https://stage.exhn.jp/muse/20211209.html

It is great pleasure to perfoming with Mr.Shinichi Eguchi (Deputy principal cellist of Tokyo Metropolitan Symphony Orchestra). It is entirely consist of works of F.Chopin. The highlight of this concert is his Cello Sonate Op.65. We follow his tracks from 1920 to 1947 through both of piano solo works and for cello and piano works.

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