久しぶりのオペラ「ファルスタッフ」へ

日本デビュー!イタリアの若き指揮者・Leonardo Sini がやってきた。

2018年11月にハンガリー・ソルノク市立交響楽団の定期演奏会で、シューマンのピアノ協奏曲を共演をしたLeonardo Sini氏が、オペラ「ファルスタッフ」の公演で日本デビューをしました。共演当時は、前年のブダペストで開催されたショルティ国際指揮者コンクールで優勝して間もなくでした。その後の活躍はめざましく、イタリアのみならず、今後ドレスデン、シドニー、ハンブルク等でのデビューが予定される1990年生まれの期待の若手イタリア人指揮者です。また今年11月にこの公演のプロダクションと同じロラン・ペリーの演出の『愛の妙薬』でパリ・オペラ座でのデビューも予定されていて、まさに世界が注目する彼の記念すべき日本デビューでした。

二期会創立70周年記念公演「ファルスタッフ」は、Teatro Real、Théâtre Royal de la Monnaie、Théâtre National de Bordeauxとの共同制作。とても素晴らしかった!!キャスト、演出、舞台美術、衣装も全て!喜劇なのに、脚本の妙か、フィナーレではなんだか切なさも込み上げホロリと涙。Sini氏の隅々まで行き届いていながら自由闊達な音楽作り、そして、歌手にまるで吸いつくように寄り添う東京フィルハーモニー交響楽団のサウンドは流石というしかありませんでした。

もう3年前。ハンガリーでの共演の後の一コマ

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